2017.7.16 第73回日本ユネスコ運動全国大会
大会は民間ユネスコ運動発祥の地“仙台”で7月15日(土)と16日(日)の二日間開催されました。大橋洋治会長は「国連が掲げた2030年に達成すべき17の“持続可能な開発目標(SDGs)”を踏まえて、“民間ユネスコ運動70周年ビジョン”を発表し、学び、行動する民間ユネスコ運動として、平和の心を次世代に伝えていくことを確認したいと思う」と挨拶しました。続いての特別講演では、ノーベル平和賞受賞者のラジェンドラ・クマール・パチャウリさんが「気候変動に人間の活動がいかにかかわっているかについて話したい。私達が出来ることは少なくなっているし、時間もなくなっている。個人としては生活スタイルと行動様式の変化を実践してほしい。特に若者にかかわって欲しい」と訴えました。また、パネルデスカッションに参加した福島県立安達高校2年の鈴木みつきさんは「あの日から5年。放射線について学び、話を聞き、調査した。復興は進んでいるがあちこちに過去の負の遺産と未来の希望が混在している。次々と起こる自然災害で風化していってしまった。自分達に何が出来るかはわからないが情報に惑わされないようにし、福島について学びえた知識を県内外に発信していきたい。」と発表しました。
※民間ユネスコ運動70周年『ビジョン・ミッションと重点目標』
ビジョン「Peace for Tomorrow 広げよう平和の心
ミッション【使命と責務】
1平和な世界の構築 2持続可能な社会の推進
重点目標
1平和な社会の実現 2ESD(持続可能な開発のための教育)の推進
3「誰も置き去りにしない」社会造り 4生き生きした地域社会の構築
5自然災害発生後の教育支援
東日本大震災被災地訪問